
パリに咲くエトワール 見た
・ガチで面白い!言うことない映画だ。付け足したい部分とか削りたい部分がぜんぜんない。
・世の中には ①言うことある-良い映画、②言うことない-良い映画、③ある-悪い,④ない-悪いの4種類がある。
・この映画は②です。全部過不足なくきっちり表現してるし、ストーリーが明快でわかりやすい。エヴァみたいな答えのない難解さは無いし、超かぐや姫みたいな何度も見ないとわからないイースターエッグ的表現も少ない。
・普通に考えれば②の映画が一番いいんだけど、②には感想を書きにくいという致命的な欠点がある…。
・基本的には戦争やめましょう以外の感想が無い。ほんと、いったん止めません?
・登場人物の心情的には前向きな作風なのにちょいちょい軍靴の音が聞こえてきて本当に息が詰まる。ラストもなんとなくハッピーな感じで終わったけど、このあと日本は立ち回りをミスってどんどん国際的に孤立していって、最終的にフランスと敵対する陣営に属して勝ち目のないバカみたいな戦争をした挙句にアメリカ軍に死ぬほど爆弾を落とされて、砂糖どころかすべての食い物が手に入らないようになって、ソ連とも戦争になって、原子爆弾を2発も落とされて、一度完全に破滅してしまう。フジコたちは空襲であっさり死んでしまうのかもしれないし、苦労しながらギリギリなんとか切り抜けるのかもしれないけど、なんにせよ辛すぎるだろ。
・最後の一回きりのバレエが圧巻だったな~、のどかで平和だけど確実に軍靴の音が近づいてるパリの街を美しく描いてて、言葉無しでこんなにいろいろなことが伝えられるんだなって思った。
・なんやかんや最終的に全員いいやつなのは嬉しいんだけど、やりすぎやろと思う部分もある。でも、実際この世の中ってなんやかんや最終的には全員いいやつなのかもな。
・特にフジコや千鶴みたいな誠実でまっすぐな人の前では最終的に誰しも良い奴になるのかもしれん。
・わざわざ誠実さやまっすぐさを証明しないとまともに取り合ってくれないことこそが差別なんだけど。
・とはいえ千鶴たちに関わった人はみんな最終的には千鶴たちのことをちゃんと対等な人間として扱ってくれるわけで、つまりこの作品の中だと差別は東洋に対する無知から来ているわけなんだよな(現実の世界ではもっといろんな原因があるんだろうけど)。
・外国に行ったり、外国の文化を理解したりすることって、おれたちみたいな何の力もない市民が差別とか戦争みたいな不条理と戦うために許された数少ない武器の一つだとも思うんだよな。
・とにかくフジコと千鶴にガッツがあっていいよな。ガッツがある人を見るのが好きなんよな、おれは。
・フジコ ガッツがある
・千鶴 強くて頼もしい
・千鶴パパ しっかりしろ
・家元 ようやっとる けどもうちょっと家族の話を聞いてあげてほしい
・ヤマ師 カス フジコがフジコじゃなかったら詰んでた まあでもコイツが居なかったらフジコはパリに行けなかったわけだからギリ許す 報連相だけしてほしい
・ルスラン マザコン気味だけどいいやつ
・オルガ師匠 ガチでいいやつ この映画に登場する奴はわりと全員いいやつだけどコイツだけ突き抜けてるよな 好きすぎる 人生いろいろあったんだなって思うし、千鶴という才能にワクワクしてるのも伝わってきてうれしい 引き際を作れみたいな冷静で現実的なアドバイスをしてくれるのも助かる この映画は全体的にあんまり萌えを盛っていない作風だけど、オルガ師匠はまあまあ萌え盛られてるよな? 「異国で新しいことをやろうとしてるガッツに誇りをもちなさい」みたいなこと言ってたのにもグッときたよな
・津田健次郎 こいつがいるから安心して見れるみたいなところはある
・エンゾ CV東京03角田なんだ…気づかんかった
・ジャンヌ かわいい パリの男って見る目が無いのか?おれならそんな思いさせへんのに笑 酒はやめろ
・園井新巴流パリ支部のみなさん いつもありがとう おれも薙刀やってみたい
・まめぞう 意味不明なところで吠えるな
・棒術の人 こいつ出てくると急にコードギアスみたいになるんだけど
・マチルダ コテコテすぎるだろ
・アンヌ先生 こいつが差別主義者じゃないおかげで話が成立しとる、本当にありがとう
・まとめ 二つのものをかけあわせることのパワーを描いてる作品だなーって思った。バレエと薙刀、日本画と西洋画、日本の武術と西洋の武術、フジコと千鶴。

そういうわけで福島市のイオンシネマがある建物(イオンモールがあるのに何故かイオンではない謎の施設)に入ってたインド料理屋さんでネパール料理のモモ(ネパール風餃子)を食べて帰った。
インド料理とは書いてあったけど、ネパールの国旗が掲げられているから店員さんはたぶんネパール人だと思う

看板に「ガパオライス」の写真が載っている。ネパール人がやってるのに店名はアグラ(インドのタージマハルがある都市)で、イチオシがタイ料理のガパオライスなの、メチャクチャすぎる。薙刀とロシアのバレエとフランスのバレエをマスターした日本人のメタファーだろこれ。