青崎有吾「早朝始発の殺風景」聴いた(ネタバレなし)
・おもしろかった~。面白さとエモとさわやかさのバランスがいい。再生時間5時間くらいで気軽に再生できるのもいい。おすすめです。
・5篇からなる短編集で、話は独立しているけど舞台となってる街が同じで一応ゆるくつながってる、みたいな感じの連作といえば連作の短編集ですね。
・5篇全部じゃないですけど何篇かにちょっとだけ百合ありますよ!百合といっても非常にとてもささやかなので百合モクだけで読むのは微妙ですけど、それはそうと普通に短編集としておもしろいので読んだほうがいいです。
・全体的に日常の謎ミステリですね。だいたいが若者2,3人の会話で、会話しているうちに相手の嘘に気づいて会話劇だけで謎が暴かれる、みたいな。
・日常の謎ミステリの中でも特に日常に寄った話が多くて心に染みた~。エグい系ミステリってエグい故のオモロさがある一方で普通に心削られるもんな。別にどっちがいいという話でもないけど・・・。
・もちろんおれが好きなのは・・・百合がある「三月四日、午後二時半の密室」ですね~。動機がめちゃくちゃしょうもないのが嬉しい・・・。
・青崎有吾、もっと百合小説を書きなさい
・いろいろ調べてたら青崎有吾のインタビュー記事が出てきて安達としまむらが好きとかいう情報が出てきた。なるほどなあ・・・。
・記事書くか~と思ってるうちに内容忘れてきたから同じ作者の別の短編集の感想も書くぞ!
・「11文字の檻」も面白かった。全体的におもしろいけど良かったのはやっぱり表題作「11文字の檻」ですね~。
・大日本帝国みたいな国が戦争をやってる時代の話。政治犯や思想犯ばっかり収容されてる収容所が舞台。ミステリなんだけどSFといえばSFかもしれん。囚人は運営者が考えた11文字の国威発揚フレーズを当てることができれば外に出られるが、当てない限り一生パスワードあてをやらされ続ける。当てるチャンスは1日1回。収監された官能小説作家がパスワード当てに挑戦する話。
・11文字って情報と、中学生から正解者が出たことあるって情報から正解を導き出すロジックが見事だし展開も見事!ガチで面白い。記憶を消してもう一回読みたい・・・。